このコーナーでは、個別の授業を取り上げてその内容を紹介します。


「西洋美術史I」

授業名

担当教官

対象学年

対象学生

開講時期

西洋美術史I

甲斐教行

2年次以上
学校教育美術選修
情報文化表現文化コース
前期(4〜7月)

教育学部の美術選修およびアート文化コースでは、「西洋美術史」のカリキュラムを以下のように、学年ごとに積み上げていく方式をとります。
1年次:美術作品を観察し考える力を養う。作品の「記述」と「比較」の実践をおこなう。(美術概論)
2年次:古代から近世までの西洋美術の流れを、スライドによる作品鑑賞を通じて概観する。(西洋美術史I 、II)
3年次:西洋近世の美術理論・造形理論を、テクストに即して理解する。(造形理論)
    西洋の美術史・美術理論に関する資料収集の方法を学び、40枚程度の論文を作成する。(西洋美術史特別研究I 、II)
    西洋の美術科に関する文章を英語で講読する。(外書講読)
4年次:自己の研究対象を深く掘り下げる卒業論文を作成する。(卒業研究)
「西洋美術史T」では、古代ギリシャから15世紀初頭のルネサンスの美術までをスライド鑑賞を通じて概観します。毎時間プリントを配布し、鑑賞する作品の基本データ(作者、主題、所蔵先、制作年等)を補います。扱う美術家たちのエピソードをまとめた伝記ダイジェストも、必要に応じて配布します。
授業計画
1.イントロダクション(1)
2.ギリシャ美術(2)
3.ローマ美術(1)
4.初期キリスト教美術、ビザンティン美術(1)
5. 初期中世美術(1)
6.ロマネスク美術(1)
7.ゴシック美術(1)
8.イタリア14世紀美術(2)
9.イタリア初期ルネサンス美術(3)
10. 北方ルネサンス美術(1)
11. 試験(1)
出席はあえてとっていませんが、パワー・ポイントで作品の図版を見ながらおこなう学期末試験によって成績を評価するため、出席していないと設問に答えられないと思います。教科書もあえて指定していませんが、『世界美術大全集西洋篇』(全28巻、小学館)や、シリーズ『イタリア・ルネサンスの巨匠たち』(全30巻、東京書籍)などを随時参照して、予習復習に役立ててほしいと思います。